不思議迷宮録シレン
-絶望の谷-
「 獅子身中・・・・勇み足もいいとこ・・・・! 再三再四 勇み足・・・・! 」 |
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しかし・・・・フロアは依然として闇中・・・・ 暗闇を保ったまま・・・・! |
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( やみふくろうを倒したってのに・・・・ バグか・・・・? 何らかのバグ・・・・ ) |
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いや・・・・! | |
簡単なことじゃねぇか・・・・! やみふくろうはハナから2匹居たってこと・・・・! あり得る・・・・この広いフロアなら・・・・! |
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「 命拾いしたな・・・・とにかく・・・・ 厳禁だ・・・・さっきのような軽率な行動・・・・」 |
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「 す、すまねダンナ・・・・! 気をつけまさぁ・・・・!」 |
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その後順調にモンスターを駆逐し・・・・残り10体前後・・・・ しかし、ここで浮上する・・・・ |
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新たな問題・・・・! | |
「 うっ・・・・!満腹度っ・・・・!」 | |
ぴーたん不作に加え、2度にわたる指圧失敗・・・・! さらに暗闇によって階段位置は不明のまま・・・・! 元々の食糧不足も重なり、シレンの余命幾何・・・・! |
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「 誰だ誰だこんな酷いことをしたのは・・・・!」 | |
「 あっ・・・・俺だった・・・・・!」 | |
( まずいな・・・・ このままじゃ餓死は時間の問題・・・・! 一刻も早く階段を・・・・) |
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焦燥に駆られる中・・・・ さらに払わされる・・・・ 闇雲に歩き回ったツケ・・・・! |
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ワナの罠・・・・! さらに事態を悪化させる・・・・! |
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「 このタイミングで・・・・! 不ヅキ・・・・!つくづく不ヅキ・・・・!」 |
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そんな中・・・・ 階段を求め彷徨うシレンの目の前に 2匹目・・・・正真正銘 最後のやみふくろう・・・・! |
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気をつけろよケチ・・・・ こいつを倒したら後がない・・・・! |
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・・・・駄目なんだ・・・・! ・・・・ダンナ・・・・! |
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なにっ・・・・!? | |
わかっちまったんだ・・・・! あっしには解った・・・・ 風来人には2種類いる・・・・と |
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倒しちゃならないモンスターを目の前にして・・・・! 踏み留まれる者と・・・・斬りかかってしまう者と・・・・ あっしは・・・・・・・・ |
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そのダメな方・・・・! ダメな方なんだ・・・・! |
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馬鹿っ・・・・! | |
やめろ・・・・! | |
ダンナ・・・・! あっしは・・・・! あっしは・・・・・・・ |
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目先を追うなっ・・・・! いい加減気がつけっ・・・・! 耐えることなくして勝利はないんだっ……! |
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うっ・・・・! | |
人間 いよいよとなれば頭などいくらでも下げる・・・・! 問題なのはその行為ではなく・・・・誠意だろっ・・・・! |
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・・・・! | |
危機を回避し・・・・再び探索に戻るシレン・・・・ | |
がっ・・・・その時・・・・! シレンの耳に聞き覚えのある打撲音・・・・! |
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「 この音って・・・・まさか・・・・」 | |
あっ・・・・! | |
オヤジ戦車の驚異で忘れていた・・・・! もう一匹の特殊行動モンスター・・・・ |
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キグニ族・・・・! |